長井 鞠子(ながい まりこ、1943年 - )は、日本の通訳者、会議通訳者。株式会社サイマル・インターナショナルの顧問。主要国首脳会議(サミット)をはじめとする、多くの国際会議やシンポジウムの同時通訳で活躍している。
来歴・人物
宮城県仙台市生まれ。宮城学院中学校・高等学校卒業。国際基督教大学卒業。
小学1年の時、音楽教室のスズキ・メソードで、ヴァイオリンを始める。高校在学中、AFS生として奨学金でアメリカ合衆国に留学している。
大学2年生だった1964年、東京オリンピックで通訳を経験する。1967年、日本初の同時通訳エージェントであったサイマル・インターナショナルの専属通訳者になる。以降、日本の会議通訳者の草分け的存在として活躍する。
1998年の長野オリンピックでも通訳を行い、また、2020年夏季オリンピックの招致活動も経験している。
著書
書籍
- 『伝える極意』(2014年2月 集英社新書 / ISBN 978-4-08-720727-9)
- 『情熱(パッション)とノイズが人を動かす』(2015年12月 朝日新聞出版 / ISBN 978-4-02-331464-1)
雑誌
- 「二十歳の助走(3)学生運動に揺れるキャンパスで育まれた好奇心が武器になった」(2011年9月 外務省 / 『外交専門誌「外交」Vol.9』)
テレビ出演
- ジョブチューン アノ職業のヒミツぶっちゃけます! (TBS / 2013年10月19日放送)
- プロフェッショナル 仕事の流儀 第225回「言葉を超えて、人をつなぐ 会議通訳者・長井鞠子」(NHK総合 / 2014年3月3日放送)
脚注
出典
関連項目
- 鳥飼玖美子




