『ボーン・イエスタデイ』(Born Yesterday)は、ジョージ・キューカー監督による1950年のアメリカのコメディ映画である。ガーソン・ケニンによる同名の舞台を原作としており、本人も脚色に参加している。
1993年にはルイス・マンドーキ監督によるリメイク版が公開された(後述)。
あらすじ
クズ鉄業で財をなしたハリー・ブロック(ブロデリック・クロフォード)は、事業拡大(法に触れるかもしれない合併)の話をまとめるためワシントンに、元女優で愛人兼名目上の共同経営者ビリー・ドーン(ジュディ・ホリデイ)とともにおもむき、議員と話をするが、ビリーの頭の悪さに難儀する。そこでハリーは彼を取材にきたジャーナリストのポール・ベラル(ウィリアム・ホールデン)に、彼女の教育を依頼する。ワシントンの名所を案内されながら、アメリカという国・民主主義という考えかたの講義をうけ、ポールに釣り合う女性になるために勉強したビリーは、ハリーの不正に気がつき、ポールに情報を提供する。ビリーはハリーの愛人の立場から足を洗い、ポールと結婚する。
キャスト
- ビリー・ドーン:ジュディ・ホリデイ
- ポール・ベラル:ウィリアム・ホールデン
- ハリー・ブロック:ブロデリック・クロフォード
- ジム:ハワード・セント・ジョン
- フランク・オットー
- ラリー・オリヴァー
- バーバラ・ブラウン
評価
2000年にアメリカン・フィルム・インスティチュートが発表した「アメリカ喜劇映画ベスト100」では24位となった。
映画賞受賞・ノミネート
リメイク
1993年にリメイクされた(en:Born Yesterday (1993 film))。監督はルイス・マンドーキ、当時夫婦だったメラニー・グリフィスとドン・ジョンソンが出演している。
- キャスト
※括弧内は日本語吹替。
- ビリー・ドーン:メラニー・グリフィス(土井美加)
- ポール・ベロール:ドン・ジョンソン(伊藤和晃)
- ハリー・ブロック:ジョン・グッドマン(玄田哲章)
- エド:エドワード・ハーマン(内田稔)
- J・J:マックス・パーリック(宮本充)
- ヘッジス:フレッド・トンプソン
- フィリップ:マイケル・エンサイン(藤城裕士)
- ノーラ・ダン
- ウィリアム・フランクファーザー
参考文献
外部リンク
- ボーン・イエスタデイ - allcinema
- Born Yesterday - オールムービー(英語)
- Born Yesterday - IMDb(英語)
- Born Yesterday - TCM Movie Database(英語)
- Born Yesterday - Rotten Tomatoes(英語)
- 1993年版
- ボーン・イエスタデイ - allcinema
- ボーン・イエスタデイ - KINENOTE
- Born Yesterday - オールムービー(英語)
- Born Yesterday - IMDb(英語)




