伊加利(いかり)は、兵庫県南あわじ市の町丁。郵便番号は656-0651。本項ではかつて同区域に存在した三原郡伊加利村(いかりむら)についても記す。

地理

南あわじ市の北西部、津井川の上流域に位置する。北で津井、東で湊里・志知奥、南で福良乙・福良丙、西で阿那賀伊毘・阿那賀志知川に接する。地区の中心部を兵庫県道477号阿那賀市線が、南部を神戸淡路鳴門自動車道が東西に通過する。

字は山口、湯の河、本村、下所、畦原、仲野がある。

河川

  • 津井川

湖沼

  • 比丘尼池

歴史

地名の由来

応神天皇が猪狩をしたという俗説ほか諸説ある。

沿革

  • 幕末時点では三原郡伊加利村が存在。阿波徳島藩領。
  • 明治4年7月14日(1871年8月29日) - 廃藩置県により徳島県の管轄となる。
  • 明治4年11月15日(1871年12月26日) - 第1次府県統合により名東県の管轄となる。
  • 1876年(明治9年)8月21日 - 第2次府県統合により兵庫県の管轄となる。
  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、近世以来の伊加利村が単独で自治体を形成して伊加利村となる。阿那賀村と町村組合を結成。
  • 1895年(明治28年) - 阿那賀村との町村組合を解消。
  • 1957年(昭和32年)7月1日 - 伊加利村が松帆村・湊町・津井村・阿那賀村・志知村と合併して西淡町が発足。同町大字伊加利となる。
  • 2005年(平成17年)1月11日 - 西淡町が緑町・三原町・南淡町と合併して南あわじ市が発足。同市伊加利となる。

世帯数と人口

2022年(令和4年)3月31日現在の世帯数と人口は以下の通りである。

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる。

交通

バス

らん・らんバス

  • ■西循環線(せい太くん号)
    • 陸の港西淡 - 玉青館前 - 西淡庁舎前 - 湊 - 津井 - 丸山 - 阿那賀 - 伊毘(一部便のみ) - 淡路島南IC(一部便のみ) - 湯の川(または伊加利農協前) - 陸の港西淡 - 淡路三原高校前(一部便のみ)

道路

  • 神戸淡路鳴門自動車道
  • 兵庫県道477号阿那賀市線(うずしおライン)

施設

  • 南あわじ市立伊加利こども園
  • JAあわじ島伊加利
  • 伊加利団地
  • 八幡神社 (南あわじ市伊加利)(伊加利八幡神社)
  • 山野神社
  • 地神社
  • 妙雲寺

脚注

参考文献

  • 角川日本地名大辞典 28 兵庫県
  • 旧高旧領取調帳データベース

関連項目

  • 兵庫県の廃止市町村一覧

外部リンク

  • 南あわじ市

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